北海道物流人倶楽部 第77回 例会

2025年512日(月) 18時00分~20時30分 終了しました

場所:札幌パークホテル (札幌市中央区南10条西3丁目1-1 TEL:011-511-3131)
会費:6,000円 (懇親会含めお一人様)
申込:受け付けを終了しました

講演

記者の目から見た新物流効率化法について

北海道物流ニュース 株式会社物流産業新聞社
玉島 雅基 様

北海道物流人倶楽部は、2025年5月12日(月)札幌パークホテルにおいて、24社31名の参加をいただき例会を開催しました。

第一部では、「記者の目から見た新物流効率化法について」の演題で主に4月から施行された「物流改正法(新物流効率化法)」について、Webメディア「北海道物流ニュース」を運営し、「株式会社物流産業新聞社(物流ウィーリー)」の北海道担当記者を務めている玉島雅基様から、北海道の物流業界 への影響や対応策などに関しての講演を頂きました。玉島様は、北海道の物流業界紙の記者として約25年間のキャリアがあり、北海道の物流業界への取材も長く手掛け、特に記者としての過去の物流新聞記事の紹介や、最新データの情報をもとにした詳しく理解し易い解説をしていただきました。

演題「記者の目から見た新物流効率化法について」
北海道物流ニュース株式会社物流産業新聞社
玉島 雅基 様

特に講演の最後に新聞社説の紹介(一部抜粋)があり、『本当に地位が低いのか』「トラックドライバーの社会的地位が低い」・・・果たして正しい表現なのか・・・「ドライバーの社会的地位の向上」と働き方改革の必要性をを説く人がいるが、そもそも「彼・彼女らは地位が低い」と決めつけないと生まれない発想。かつて高収入で花形の時代もあったトラックドライバーの仕事は・・・経済的な立ち位置まで下げつつある。「安い仕事は絶対にやらない」と言い切る社長。同社にトレーラーはないが、4t車と大型トラックで片道200kmほどの業務に就くドライバーの平均年収は約500万円。やめるドライバーもいないという。「自分の仕事は、家族を養える給料をドライバーに持ち帰ってもらうこと」と口にしてきた同氏によれば、今の物流改革は「ドライバーをダシに使っているみたい」。標準運賃が適正原価に呼称を変えようが経営者の姿勢が同じであれば意味がない・・・ということか。『真摯な訴えです』と講演を結ばれました。

新物流効率化法(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律の一部を改正する法律)は、2025年4月1日から一部が施行され、荷主・物流事業者に対し、物流効率化のための取り組みを努力義務としています。具体的には、荷待ち・荷役時間の短縮とトラックの積載率向上を目指し、物流の効率化を推進する法律です。

参加された方々からは、物流改正法(新物流効率化法)については、「記者目線での細かい説明で非常に理解しやすかった。」、「法律の改正前と改正後の理解ができた。」などのコメントをいただきました。

第二部では、FLAG株式会社 代表取締役 岡本 拓弥 様の乾杯のご発声で懇親会がスタートしました。新規で5名の方が参加される中、懇親会では参加者相互の活発な名刺交換、講師の玉島様への物流新法に関する多種多様な質問が飛びかっていました。

乾杯のご発声
FLAG株式会社
代表取締役 岡本 拓弥 様

参加者で乾杯

懇親会食

懇親会食

情報交換

情報交換

第77回例会は盛況裏に幕を閉じました。次回の「第78回北海道物流人倶楽部」例会は、2025年7月開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

集合写真